雨天とピアノ。圧巻のチルアウト。H. Garden and Joi「Gentle Rain (Sacred Rhythm Remix)」

だんだん記事数も増えてきました。

お次はハウスなんかもいかがでしょう。

Joe Claussell presents。H. GardenおよびJoi氏による「Gentle Rain (Sacred Rhythm Remix)」です。

神秘の密林。ざわめく奥深く。

天駆ける夜空の星々があたりを照らす。

響きわたる精霊の声に心を奪われるうちに。

いつの間にか、冷たい雨に打たれていたみたいだ。。。

Joe Claussell氏のレーベル''Sacred Rhythm Music''から発表された本作品は、スピリチュアルなグルーヴを持っています。

四つ打ちにコンガを泳がせたようなエスニックなビートはもちろん、そこから滲み出すjoi氏の艶やかなファルセット。夜風の湿りまで感じられる繊細な声色は、女声よりもかえって清らかに響いて、けれども自然の力強さをも聴かせてくれます。

しかし本当に圧巻なのは、4:25からのチルアウト。

雨天とピアノの生み出す、闇を透き通るチルなグルーヴの流線。

それまでの心ゆするビートは、それはあくまで前座にすぎなかったのだと、一種神秘的な感覚に満たされてしまいます。

そうなればあとは、もはや身も心も音楽に委ねるしかありません。

レーベルの設立者であるJoe Claussell氏は、今回の「Gentle Rain (Sacred Rhythm Remix)」のように、''生''の音楽のスピリチュアルなグルーヴで彼独特の芸術を貫いた作品を数多く世に送り出しています。

紹介しておいてなんですが、このCD、もはやなかなか市場に出回っていないようで、プレミア価格が付いています。そもそもJoe Claussell氏がレコード店の経営者兼DJのため、彼の関わる楽曲のなかでCDになっているものはほんの一部にすぎないようです。

ヤフオク等で気長に探すのも手かもしれません。絶対数が多くない以上、何年待っても出品されない可能性もありますが…。

なお、たしかにと思われる方もおられるでしょうが、ヴォーカルであり原曲の作者であるjoi氏は、男性です。ええ？冗談だぜっ！と思われる方は下記の動画で確認を。

また、H.Gardenは小川弘と黒沢永紀という日本人男性２人組のチルアウト系の作曲ユニットのようです。詳細は下記。

では、また。

DIG&SELECT!!