極彩色の異国情緒。SPIN MASTER A-1「Floating Like Ilme In The Brahma」
17本目の記事。
素足で土踏み踊るようなピアノサンプルがループする、SPIN MASTER氏の「Floating Like Ilme In The Brahma」をご紹介。
下記動画はアルバム『KIX to...』アートワークのライブセッション。曲順はアルバムと異なりますが、トレイラーの役割も兼ねているようです。今回ご紹介する「Floating Like Ilme In The Brahma」は、1:47のダークで極彩色なピアノから。''Reggaelation IndependAnce''によるホーンパートは惜しくも含まれませんが・・・
たてまつりたるは黒の太陽
素足で鼓を踏み回せや回せ
三十三回転の王と民とよ!
素足で地を踏み踊れよ踊れ
序奏から、極彩色の異国情緒あるピアノループが情熱を煽ります。
燃えるような色をした、見知らぬ土地へ放り出されるような。
そこで生き抜く強さを授けられるような。
本楽曲の収録されるアルバム『KIX to...』は「旅」をテーマとするアルバムだそうで、タイトルの''KIX''はその入口であり出口である関西国際空港の愛称。
また、このアルバムに使用されるサンプルの音源はすべて、ブラジルの楽曲やブラジルにゆかりのある曲といいます。本作のホーンを担当する''Reggaelation IndependAnce''も、ジャマイカを経由してアフリカ音楽にルーツをおくバンド。
SPIN MASTER氏が、いったいどれだけの音楽と出会ってきたのか。
『KIX to...』は、そこから見える景色を集めてスクラップしたようなアルバムです。
なお本トラックは、アルバムの終盤、14トラック目に収録されています。
Meisoをフィーチャリングした9トラック目「Summer In The City」から「Paraiso」までの展開ですっかりチルアウト・リラックスした心。それをふたたび揺すり揺るがす、太い迫力のあるダンストラックです。
公式ページは下記。
KIX to… 12.16. Release !! | HESHDAWGZ
タイトルについて、''Brahma''は''梵天''でわかるのですが、''ilme''がいったい何をあらわすのかわかっていません。調べて記事中に書こうと思ったものの、けっきょくわからずじまい。梵天はヒンドゥーや仏教のことばなので、''ilme''もおそらくそれに関することばとは思うのですが。。。
それはそうと、ここしばらく押しの強いトラックばかりを紹介してきた感があります。
なのでそろそろアンビエントなトラックも紹介していこうかと。
では、また。