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グルーヴを信じて。音楽・書籍・珈琲等の嗜好品を中心に、ヒトのココロを揺さぶるものを。

霧と花の心象風景。nujabes「flowers」

12本目の記事。

先日、7inchの再発が決定となりました。

踊るように優美なピアノループに酔い痴れる、nujabes氏による「flowers」をご紹介。

www.youtube.com

 

 

花の舞う姿それ永遠か、

花の舞う姿それ永遠かと。

霧のむこうへ問うてみれども

 

 

nujabes氏のセカンドアルバム『modal soul』に収録される本作品。

ピアノの旋律とともに繰り返される、女性ボーカルのサンプルがミステリアス。

舞い踊る花の渦中に迷い込んでしまうようなトラックです。

 

こもったり吹き抜けたり、シンセサイザーの音作りは風香のよう。

しっとりとした空気の流れのなか、サックスの音色が枯れた色彩をそえる0:40はとても印象的です。

ゆったりと世界観にひたっていると、気がついたときには終わってしまう。

その間際には、すこしばかり寂しさを感じてしまいます。

 

本作品が収録されているのは、『modal soul』の11番目。

これに続く「sea of cloud」も、題の風景を顕現させるかのような、深くてチルでドープなトラック。聴き手はアルバム終盤にして、どこまでもnujabes氏の心象風景に引き込まれていきます……。

 

なお、『modal soul』トラックリストは下記のとおり。

(大文字小文字はアルバム表記に即しております。)

 1.  Feather (feat. Cise Starr&Akin from CYNE)

 2.  ordinary joe (feat. Terry Callier)

 3.  reflection eternal

 4.  Luv (sic.)pt3 (feat. Shing02)

 5.  Music is mine

 6.  Eclipse (feat. Substantial)

 7. The Sign (feat. Pase Rock)

 8.  Thank you (feat. Apani B)

 9.  World's end Rhapsody

 10. Modal Soul (feat. Uyama Hiroto)

 11. flowers

 12. sea of cloud

 13. Light on the land

 14. Horizon

Modal Soul

Modal Soul

 

Amazonにトラックリストがないようなので。)

 

ちなみに、いろいろ検索してみましたが、このアルバムの評価を知るにはAmazonのレビュー欄がいまのところいちばんいいんじゃないかなと思います。

本当の自分の言葉で語っている方がたくさんいらっしゃるので。

調べれば公式にわかる来歴のコピペとかでなく、他のアルバムと並べた短くありきたりな感想でもなく。

 

その人にしか書けない言葉で書いたものは、感じるところのあるものですなあとしみじみ。

 

では、また。